ザンキゼロの感想(ネタバレなし)
ほぼ2ヶ月ブログをほったらかしてしまいました。
久しぶりに勢いで書いてみっか!
積みゲーを減らすための第一歩。
ザンキゼロをクリアしました。
公式HPの要素を越えない程度で感想を書いていきます。
使ったことの無い見出し機能とかも試していくぞ!
●人類最後の生き残り達が主人公のRPG
主人公達が目を覚ますと世界が滅んでいた。という所から話は始まります。
基本の流れとしては人類再生ミッション()の為にサバイバルしてる内に
主要人物に関係のある建物(廃墟)が流れ付き、探索しながら各人の過去を掘り下げ、メインのストーリーが進んでいく、といった感じです。
これがまた……人間の汚い部分がこれでもかと詰め込まれています。
大変ブラックなジョークも満載で進めていてヘドが出そう。
非常~にスパイク・チュンソフト感があります(褒め言葉)
今回の脚本は小高氏ではないそうですが、テイストというかその辺の意識はやっぱり通じる物がありました。
また主人公たちはクローン人間であり、幼年期~青年期~壮年期~老年期をたった13日で駆け抜けて、死んでしまうのです。
あんまりネタバレには触れない範囲で、良かった所悪かった所を書いていきます。
●良かった所
・ストーリー
導入から世界の謎とキャラの過去を軸に引き込まれる内容で、謎が謎を呼び何故?どうしてそうなった?が連鎖する為、続きが気になって仕方がありませんでした。
何故世界は滅んだのか?
クローン人間の仕組み
キャラクターの関係
この辺はちゃんと明かされます。
細かい所で地味に多少の疑問点は残るものの、広げた風呂敷はしっかりと畳んでいく気負いはありました。
面白かったです。
こう、クリアしたあと数日ポッカリしてしまうダンガンロンパV3的な
どんでん返しにつぐどんでん返し、驚きとショック……っつーのとは違うかもしれないけどダンガンロンパシリーズだけじゃないんやぞ!と言わしめる程度に素晴らしい新作だったのではないかと思います。
・廃墟
なんつっても廃墟ですよね!
蝉の声が響く抜けるような青空の下、廃墟の並ぶ中にボロボロの拠点……海の向こうに見える崩れた都市郡
拠点であるガレキ島は非常に良い雰囲気に包まれています。
そういえば俺廃墟好きだった。とプレイしながら思ってました。
キービジュアルに代表されるような雰囲気が好きな方には実際たまらんと思います。
廃オフィスビル、廃ロッジ、廃地下ショッピングモール、廃豪華客船、廃温泉街、廃学校など盛りだくさんです。
ただまぁ……(後述)
今作においてもエモい廃墟描写としては
海辺にそびえ立つ廃ビル
割れた客船の先から見える青空と海
オレンジ色の光が差している朽ちた教室で鳴り響くひぐらしの声
と大変よい雰囲気が随所に見られました。
物語中盤以降はスクショが撮れない仕様になっていたので残念ですが文字だけです。
・エクステンドTV
お馴染みのマスコットを使った幕間劇的なものなんですが、
今回かなり重要な位置を占めています。
毒の効いたセリフをあの大御所二人が喋ってる姿だけでも面白い。
中の人ネタ
●不満点
読み飛ばして結構な内容です。しかも微妙に長くなりそう。
・システム廻り
①戦闘システム廻り
ウィザードリィを体験した事がない自分にとって主観画面のこの戦闘システムは完全にBAROQUEなんだけども(ターン制でなくリアルタイムなので尚更)
キャラが死んだ時にアイテムが周りに散らばって拾い直す必要があるのは別にいいんです。
装備重量の概念があり、非力なキャラや老年期や幼年期のキャラはアイテムを全然持てず、大半のキャラが強敵に殺されてしまった時は生き残ったキャラで散らばったアイテムを全て一気に持ち帰ることは出来ない。
悠長に持てる分だけでも……とかやってると、生き残ったキャラも殺されるかもしれない。アイテム画面開いてる間にも敵はリアルタイムで動いてるので油断出来ない……
というシステムも別にいいんです。
アイテムは基本消えないので、後からじっくり回収に来ることも出来るし…
ただ、それ以上に装備の再セットが面倒。
死→再生を繰り返す事が前提のシステムと生き返る頻度を考えると装備品の再セットが逐一しなければいけない。非常に面倒です。
アイテムのソートが出来るならオート装備やセット記憶ぐらい出来ても良かったのではないかと思います。
②バックログがない
地味に不便です。
えっ、今さらっとなんて言った!?みたいな事がザラにあるので。
③拠点施設の拡張
倉庫や寝室、工作室、調理室、トイレ!
といった進行に欠かせない拠点の施設を成長させる為のキー素材が各ステージに決まった数しか存在しません。
そのおかげで、
倉庫を拡張させないと荷物が入り切らず野ざらしでその辺に置くハメになる
調理室を拡張させないと野生生物の肉を生で食べざるを得なくなる
工作室を拡張させないと武器や防具がほぼ初期装備
トイレを拡張させないと使う度にストレスが溜まる
といった問題が起きる上に、素材が限られる為どれかは必ず切り捨てなければいけない(ストーリーを進めて素材が集まるまで)という事態が起こるのです。
こういうタイプのゲームでじっくり拠点を拡張させてから腰を据えてゆっくりストーリーを進めたい派には非常に不親切なシステムです。
④シガバネ
死因に応じて生き返った時に特典がつく、死をバネにして強くなるシガバネシステムがあります。これのせいで尿意を極限まで我慢してわざと漏らさせて臭い状態で死んだり、餓死したり、殺されたくもない敵に殺されたりしなければなりません。
面白いシステムなんだけどこれがトロフィー条件にもなっている為、トロコンは諦めました。
まぁ、色々書いたけれどダンガンロンパもシリーズを重ねる毎に改良されていったし、多少はね?(シリーズ化……はされないかもしれない)
ところで、廃墟探索の和ゲーRPGといえば、FRAGILEという素晴らしい先駆者がいました。
素晴らしい世界観と素晴らしいBGM、雰囲気だったけど……戦闘システムがな……(これもいつか語りたい)
●まとめ
不満も書きましたが対象は主にシステム廻りでストーリーは大変楽しめました。
オススメです。
公式推奨難易度でやってたらいつまでもクリア出来ない気がしたので(何よりストーリーが気になってしまった)途中で諦めて難易度下げたけど50時間くらい掛かったな……。
ありがとう。楽しかったです。
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