足跡のない道を選んで

自分の好きなことや思ったことを書きなぐる備忘録です。

FF15のニュースを聞いて 探偵・癸生川凌介事件譚とロックマンDASHの思い出

 

 FF15の開発中だったDLCがディレクターの退社により開発中止になる、というニュースを見ました。
タイトルにFF15って書いたけれど、僕は生来ドラクエ派で
FFは8と14しか齧っていない上に諸事情で14が嫌いなのでFFの話はここで終わりです。
 
 
 
ゲーム開発の人だって人間なんだから転職したり居なくなったりする事も当たり前なんだけど、それによってプロジェクトや発売自体がなくなるというのは寂しいですよね。
僕の好きだったゲームも何本かそういう経緯で消えてしまった作品がありました。
そういうゲームの思い出を綴りたくなったので書きます。
 
 
探偵・癸生川凌介事件譚
元々ガラケーで展開されていた推理ADVで、DSでも1本発売されています。
ネタ集めの為に探偵事務所に出入りしているゲームのシナリオライター生王正生(いくるみまさお)が主人公でそこで出会う事件をモバイルゲームとして発表している、という体のゲームです。製作者がゲームの登場人物としてゲーム内にも登場するのが新鮮で好きでした。(実際に生王名義でクレジットされている)
というか、出てくるキャラ出てくるキャラ全て立っていて凄いんですよ。
主に関わる事になる助手の白鷺州(さぎしま)さん、 実際にはあんまり出てこないが圧倒的な存在感を放つ癸生川(きぶかわ)探偵の破天荒さ。
 
言葉じゃうまく説明できないんですけど、
癸生川凌介という人間は無茶苦茶で思考も読めないけれど探偵としての能力はホンモノで一見何を言っているのかわからない事も核心をズバズバついていたりして。
物語の終盤に満を持して登場した時点でこれはもう勝ったな、という安心感と不思議な魅力があるのです。
助手の白鷺州さんも濃ゆくて面白い上に大概の事件はこの人だけで解決出来てしまう力は持っているのだけど、そのへんを軽々越えてくるパワーと勢いがあります。
 

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作品自体も身近にありながら踏み込みづらいテーマ(少年犯罪、宗教等)を扱っており、音楽も良くて……未だに僕が続編を望んでいるゲームの一つです。
 
 
僕のオススメは「白鷺に紅の羽」「永劫会事件」「仮面幻影殺人事件
 
 
BGMもええんや……
 
続編を望んでいるといいつつも残念ながらプロデューサーであり生王の中の人である石山貴也氏が元気モバイルを退社、スクエニに転職した事で現在続編は絶望的です。
 
一応 石山氏の退社後十六夜彩子なる人物(この子も作中人物)がシリーズを継いで続編を発表していましたが……お世辞にも評判は良くなかったと記憶しています。
(元々企画もシナリオも音楽も一人でやってたみたいだからこれは仕方ないか)
この辺りで僕もガラケーからiPhoneに変えてしまいプレイが出来なくなってしまいました。
シリーズ自体の新作も2011年以降は発表がなく、過去作も発売元の元気モバイル株式会社(現:And joy)からGooglePlayでアプリ移植された物が配信されていましたが、今年の6月ぐらいについぞストアから消えてしまいました。
移植のクオリティはお粗末で端末によってはフリーズ多発でまともにプレイ出来ないもののも多かったようで、メーカーとしてももう力を入れるつもりが無いのが透けて見えてアップデートもなかったのでこの結末は予想出来たはずなのですが......
こんなことならAndroid端末に全部購入して入れておけば良かった。
ガラケーは油断したスキに捨てられてしまった)
 
 
ネットゲームや各種スマホゲーも言えることだと思うのですが、サービスが終われば問答無用で出来なくなってしまう問題。深刻です。
シリーズ現在プレイ可能なのは唯一のコンシューマ発売となった仮面幻影殺人事件のみとなってしまいました。
 
このまま消えてしまうのは惜しいコンテンツだと思います。
 
 
 
ちなみに石山氏は生王名義のツイッターアカウントを開設していて、
この作品にかけた思いの一端を今でも感じることが出来ます。
(元気もあの作品を緩やかに殺すぐらいなら版権をスクエニに譲ってうまいことなんとかしてくれないだろうか)
 
こっちのほうが有名だと思いますが、 現在の石山氏はスクールガールストライカーズことスクストを作っている人です。
ちょっと前につぶやいたら本人に拾って頂きました。

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本人に直接言われてしまったので、今ちょくちょく進めています。
(僕としてももっとなんか他に気の利いたことを言うべきことがあったんじゃないかとか思ってしまうけども) 
とにかくありがとうございます。
 
 

  ロックマンDASH

  さぁロックマンDASHだ、みんなも好きだよな?ロックマンDASH

各所で未だ続編を望む声が大きい名作です。

ロックマン自体は通らない人生を送っていたのですが、

僕にゲームの存在を教えてくれた従兄弟の兄貴がやっていてその面白そうな雰囲気についつい自分でも買ってしまいました。(実際とても面白かった)

その人はマザー2やトルネコの不思議なダンジョンシリーズ、スパロボを教えてくれた人でもあり。加えて言えばボンボン派でした。またモンスターファームのプレイヤー名にブラボータツヤとつけるようなセンスの持ち主で幼い僕はカルチャーショックを受けた事を覚えています。ぼくにはとてもできない。

話が逸れました。

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ヒロインのロールちゃんがくそ可愛いんですよ(画像左)

主人公の武器強化に法外な金額をふっかけたりピンハネ疑惑で守銭奴だの腹黒だの言われたりするけれど、可愛いヒロインです。

右の子は、敵の空賊一家の紅一点であるトロン・ボーンちゃんです。

テレ東の田口アナウンサーの初恋の子としてちょっとだけ話題になりました。

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(すごいなこいつ……)

 

真ん中の子は……うん。。まぁいいか。

 

続編のロックマンDASH2で世界観がより広がりを見せ、続編前提の作られ方と終わり方をしているせいで続編がめちゃくちゃ楽しみだったんですが、

 カプコンという会社が大分採算を重視する方向になったようで、そのへんの大人の事情から続編は全然発表されることはなく......

(合間に本家を差し置いてナムコクロスカプコンに出演してたりしたので希望は持てた)

www.youtube.com

 

2発売から10年ほど経った2010年、ついにDASH3の制作発表がされたのです!

 

 

......が、結局発売はされませんでした。この為に3DS買ったのに。

 

経緯を調べてみると

2010年9月に制作発表、

11月にロックマン自体の親でありプロジェクトの中核を担っていた稲船敬二氏が退社

翌年2011年の3月の震災を受けて体験会出店が中止

4月の体験版配信が中止

7月開発・発売中止

1年も経たない間の出来事でした。

本当の所はわからないけど、会社としては元々消極的だった所に稲船氏のバックボーンが無くなった事が決定的だったのかなあと思います。
もう、暫く落ち込みました。
 
 
もちろん株式会社は何よりも利益を出してなんぼで会社を成長させる事が優先であって
それはユーザーの希望より優先されてしまうのかもしれません。
 
わかっちゃいるけど悲しいよなあ。
 
 
定期的に続報がないか思い出した頃に検索をするようにしてたのですが、
稲船氏は知らない内にクラウドファウンディングで続編作ろうとしてました。
(これほんとに全然知らなかったんだよな……)
 
タイトルからして、もうあれですよね。
残念ながら予算目標は未達成だったようですが、それでも6000万近く集まってるし凄い……
 
 

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というコレが2年前。
公式の続報はないけれど、期待してるからな……。
 
 
 
 
クリエイターが企業だけに縛られず、もっと自由に出来る時代が来るといいのですが。
好き放題に書いたので楽しかったです。
 
それではまた。
 

 

探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

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ロックマンDASH PlayStation the Best for Family

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